ご挨拶

国土計画協会会長 一般財団法人国土計画協会は、敗戦により狭小となった国土の将来に危機感を持ち、国土の総合開発に関心を抱く有識者の発起により、昭和21年11月29日に当時の内務大臣の認可により財団法人として設立されました。

その後、平成25年3月1日に財団法人高速道路交流推進財団と合併し、平成26年4月1日には、一般財団法人として新たなスタートをいたしました。

それ以降、当協会は、国土計画及び地方計画に関する調査研究、国土の利用、整備及び保全に関する総合的・基本的な政策の企画立案への協力・推進、国土の骨格となる高速道路等の利用推進や地域との連携推進に関する事業などを中心に、様々な調査研究、事業等を行ってまいりました。

 今日、人と国土を巡る状況は大きく変化しております。急激な人口減少・少子高齢化の進行や地震や水害をはじめとした大規模災害の頻発、さらには、地球温暖化などの気候変動などこれまでに経験したことのないような事象が次々に起こっています。

 このような状況の中、これからの人と国土の望ましい関係をどのように構築していくのか、ということを総合的かつ長期的視点で考えていく国土計画・地方計画の策定や高速道路等の基幹的な社会資本と地域とのより良い関係構築に向けたビジョンを示すことが、今まで以上に重要なものになると考えております。

 国においても、国土形成計画の策定作業や国土強靭化、地方創生の取り組みなどが精力的に進められています。当協会は、国のこうした取り組みに協力し、政策との連携を図りながら必要な調査・事業を進め、公益を担う財団法人として我が国社会に貢献していきたいと考えております。


改めて、更なるご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和2年7月
一般財団法人国土計画協会
会 長  大 西  隆