公社ホームページ（http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/index.kto）から
交通コーナーに入ると

「交通情報検索」「航空」「船舶」「列車」「地下鉄」「バス」「タクシー」「交通ＴＩＰ」「トラベル会話」と1階層目の選択肢がならびます。

　このうち「交通情報検索」の内容をみてみましょう。クリックして入った２階層目のページにはさらに次のように選択肢が並びます。

　「経路検索」「地下鉄」「市内バス」「ＫＴＸ・列車」「高速バス」「航空」「空港」

　実は入ったページがこの「経路検索」も兼ねているのですが、まずは左から２番目の「地下鉄」コーナーの紹介をします。１階層目にも「地下鉄」コーナーがありますが、ここは切符の買い方中心です。後ほど読んでください。

　この２階層目の「地下鉄」コーナーは首都圏、釜山（プサン）、大邱（テグ）、光州（クァンジュ）、大田（テジョン）の地下鉄をカバーしています。つまり韓国にあるすべての地下鉄の情報をしかも基本的にはすべて日本語で扱ってくれていることになります。仁川（インチョン）・金浦（キンポ）・金海（キメ）空港そして釜山（プサン）港に日本から入り、さらに乗り継ぎを考える場合、すべての場合地下鉄利用も選択肢のひとつとなります。たのもしい限りです。（残念ながら空港鉄道全線開通にはまだ対応していません。もうすこし待ちましょう。）

　それぞれについて路線図、駅情報、始発・終電時間、料金、駅施設案内がなされています。これを機能別に紹介します。

○「路線図」
　画面に表示しきれない駅もありますがほとんどの駅が日本語の駅名で表示されています。路線ごとに個別表示することもできるので表示しきれていない駅はここで確認します。
　経路選択について駅名を手入力して行なう作業枠が最上部にありますが、画面上の駅をクリックして調べるのが手っ取り早いようです。駅をクリックすると何をしたいか問い合わせてくる画面となります。３種類作業選択ができます。①その駅を出発地（あるいは目的地）と設定するか、②駅情報が知りたいか、③始発／終電時間が知りたいかの３項目です。②③は後述するので①についてさらに見てみましょう。
　その駅を出発地と設定するためクリックすると、路線図上のその駅名が「出発」と書き換えられます。そして次に目的地駅を路線図上で選びクリックすると先ほどと同様な画面となるので今度は目的地欄をクリックしましょう。
　すると、路線図上に経路が所要時間とともに明示されます。しかも乗り換え駅ごとにバルーンが出て乗換駅の駅名、乗り換え先の地下鉄路線番号、乗り換え列車のおすすめ号車・ドア番号まで示されるすぐれものです。そして、さらにその駅での始発／終電案内にもすぐ飛べるので夜遅くの場合も重宝します。
　最下部には以上の内容をおさらいした文章と料金も示されます。また、初期設定では最短経路ですが、念のため最小回数乗換えで調べなおすこともできます。

○「駅情報」
　路線ごとの駅名一覧から駅を選ぶことになります。一覧の並べかたのルールがよく分からないので、私の場合、上でのべた路線図から駅をクリックし、調べています。
　クリックすると最初の画面の左半分に、その駅の前後の駅の駅名、そして周辺地図が画像として表示されます。この地図には出口番号も明示されています。地図のベースは英語です。地図で乗り換え可能な路線が分かりますが、番号表記でない路線はハングルの知識が必要です。
　右半分はデフォルトでは「利用情報」画面です。ほかに「周辺交通」「始発・終電」「時刻表」の３つの画面も選べます。「始発・終電」は後述するので、ほかの３つ、「利用情報」「周辺交通」「時刻表」について紹介します。

「利用情報」　
　駅の住所（英語）、電話番号そしてプラットホームが島型か否か、待ち合わせ場所・トイレの有無、プラットフォーム横断ができるか、事務所の有無が表示されます。韓国の地下鉄には上り下り改札が別々でかつホーム間の連絡通路も無い駅がいくつか存在するのでここでチェックしましょう。そして出口情報欄では地図の出口番号に対応して駅に隣接する公共施設等が紹介されています。
「周辺交通」
　出口付近にバス停がある場合、出口番号ごとに、方面別に乗れるバス路線番号が並んでいます。このバス路線番号をクリックするとさらにそのバス路線にかかる主要経由地、配車間隔、路線図などの情報を表示します。
「時刻表」
　平日、土曜、日曜祝日ごとに総ての列車の時刻が表示されます。ただし行き先駅名も時刻の後ろの括弧内に書き込まれているのですが、ハングルです。

○始発・終電時間
　最初の画面では１号線の路線図になっていてこの中から駅を選びクリックします。すると始発終電時刻の一覧が平日、土曜、日曜祝日ごとに行き先駅も明示されて並んでいます。ただし、行き先駅名はハングルです。
　画面上部に、ほかの路線も選べる一覧があります。上述の全体路線図からも駅をクリックすることで、この駅ごとの時刻一覧画面にたどり着くことができます。

○料金
　地下鉄運賃の計算ルールが解説されています。基本的には距離制であり、路線を乗り換えても実乗車距離を合算したのち算出されています。

○駅施設案内
　遺失物センター設置駅、列車・航空券購入可能駅および路線別駅別に障碍者用施設・自転車保管場所・乗り換え駐車場を調べることができます。

（参考）
　ちなみに、ホームページの次の階層の「地下鉄」コーナーにはソウル地下鉄の英語による経路選択システムが載っています。また首都圏の「１回用交通カード」「Ｔ-moneyカード」の使い方が写真とあわせ詳しく載っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上
　