「下関(門司)〜光陽」国際フェリーの運航開始と光陽でのバス乗換情報

1.下関・門司-韓国光陽市フェリー就航
韓国のフェリー会社「光陽フェリー」(韓国全羅南道光陽市)は山口県下関港と韓国南部の全羅南道光陽市にある光陽(クァンヤン)港を結ぶ定期旅客航路を2011年1月23日(金)下関港着の初航海により開設した。スケジュールは、下関港の混雑のため、月、金曜日は下関港を出港し、2月末までの暫定で、毎水曜日は門司港を利用することとなっている。

スケジュールは下記の通りとなっている。
 ○下関 門司 ⇒ 光陽
  ・下関港 月・金曜日20:30発(乗船手続16:30まで)⇒  光陽港 9:00(翌日)
  ・門司港   水曜日20:30発(乗船手続18:00まで)⇒  光陽港 9:00(翌日)

 ○光陽⇒下関 門司
  ・下関行き;木/日曜日22:30発(乗船手続18:30まで)⇒ 下関港 9:00(翌日)
  ・ 門司行き;火曜日   22:00発(乗船手続18:30まで)⇒ 門司港 8:30(翌日)

2.下関港・門司港からのアクセス情報

下関港(下関国際ターミナル)はJR下関駅東口の歩道橋と接続されていて徒歩約10分です(下記地図1)。下関駅から新下関駅までは山陽本線利用で9分190円、小倉駅までは鹿児島本線を利用し13分270円。両駅とも新幹線に接続しているが新幹線の全列車が停車する小倉駅への利用者が多い。

 門司港(西日本国際ターミナル)からJR門司駅までは徒歩約9分です(下記地図2)。門司駅よりJR鹿児島本線を利用して小倉駅までは6分200円。小倉駅から博多駅までは新幹線のぞみ利用で18分3,300円、快速利用で67分1,250円。博多駅は九州福岡を代表するターミナル駅で九州最大の駅である。当駅より福岡都市圏等を走る多くの鉄道やバスが発着する。

3.光陽港からのアクセス情報
(1) 最近、韓国の光陽(クァンヤン)〜日本の下関(門司)間のフェリー運航開始にともない次のような光陽での乗り継ぎ市内バス運行の確保に関する発表が光陽市からなされました。今後変更がありうると思いますが、参考のためにご紹介します。
「市内バス経由地変更および延長運行を1月23日から行います。

光陽(クァンヤン)から日本への出港時間(午後10時)に合わせて出国手続ができるように17時20分から20時40分まで光陽(クァンヤン)港国際旅客ターミナルに到着する車両を4路線16回運行することとする。
出港日に光陽(クァンヤン)港国際旅客ターミナルに到着する市内バスは廣英(クァンヨン)から来る31番が2回(17:20,19:50),河東(ハドン)から来る34番が4回(17:40,18:40,19:40,20:40),光陽邑(クァンヤンウプ)、テリムアパートから来る99-1番が7回(17:25,17:55,18::25,18:55,19:25,19:55,20:25),光陽邑(クァンヤンウプ)メファアパートから来る999番が3回(18:20,19:30,20:30)運行され、光陽(クァンヤン)港国際旅客ターミナルに到着することになる。
日本から入港(午前8時)後、入国手続を終えて出てくる時間に合わせて乗客が市内バスを利用することができるように08:45から10:15まで4路線7回を運行することとする。
入港日に光陽(クァンヤン)港国際旅客ターミナルを出発する市内バスはマリンセンターを出発して廣英(クァンヨン)へ向かう31番が1回(08:45)経由し、中馬ターミナルを出発して河東(ハドン)へ向かう34番が2回(09:15,10:15),中馬ターミナルを出発して光陽邑(クァンヤンウプ)、テリムアパートへ向かう99番が3回(09:05,09:35,10:05),中馬ターミナルを出発して光陽邑(クァンヤンウプ)メファアパートへ向かう999番が1回(09:05)光陽(クァンヤン)港国際旅客ターミナルを経由して乗客を輸送することとする。
市は"光陽(クァンヤン)港国際旅客ターミナルを利用する乗客らの不便さがないように利用客の増加推移に合わせて路線および経由回数を拡大していく計画であり、多くの乗客が利用することができるように配慮する(下記地図3)。
   (参考)光陽市(クァンヤンシ)バス情報システム(http://bis.gwangyang.go.kr)及び光陽市(クァンヤンシ)ホームページ交通情報欄」

(2) ソウルから光陽港へアクセスする交通手段のうちフェリーに接続するバスの一例として次があげられる。 (2011.2.22追記)
  ・市外バス
  「ソウル南部ターミナル」発「東光陽バスターミナル」行き、12:40発。
  終点の「東光陽バスターミナル」で下車。料金24,600w優等バス28席タイプ。
  ・「東光陽バスターミナル」からは上にあげた市内バスまたはタクシー利用。 港までの直線距離は約3キロ。
  ・帰路に使うバスとしては「東光陽バスターミナル」発「ソウル南部ターミナル」行き10:20発がある。
   (注)「東光陽バスターミナル」の正式名称は「中馬バスターミナル」である。
   (参考)http://www.gwangyang.go.kr/01kr/life/traffic/01/index02.jsp
        https://www.nambuterminal.co.kr/

図1

図2


図3


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